随分昔のことで表現が違っているかもしれませんが、“ぐぎっ いてて‥‥絶無!”ってフレーズご存知ですか?
私が大学生の頃のファッション雑誌に、ワークブーツで有名な レッド・ウイングのアイリッシュセッターが紹介された時のセールスコピーです。
ちなみに私にとってのアイリッシュセッターは、中学生時代に封切られた映画「カッコーの巣の上で」の劇中で、主演のジャック・ニコルソンが履いていたことに憧れ 同じ格好がしたくて アメ横などのお店で情報を集めて周り知ることとなります。
しかし当時はレッド・ウイングが正規輸入されていないことから非常に入手困難で、更には子供が気軽に買えないほど高価なものでした。
ワークブーツを入手したのは高校生になってからで、しかも代替えとして お茶の水の登山用品店で 値下げてされていた中でも一番類似していると思われたワークブーツ(登山靴)を 悩んだ末に渋々購入した苦い思い出があります。
当時の私は 身に着けるものの多くを 外国の映画から影響を大きく受けており、同映画のジャック・ニコルソンからは、ウイルス&ガイガーのA2ジャケット(革のボマージャケット)やリーバイス501、更にはビックマックのダンガリーシャツなどを、映画「ロッキー」からは、シルベスタ・スタローンが劇中で着ていたプルオーバーのスエットパーカー(当時はヨットパーカーという名称が一般的でした。)などを調べて類似品を探し出し、更には「ディアハンター」のロバート・デニーロに影響受けてのマウンテンパーカー等々、まさにミーハー丸出し全開でありましたが、余り友人他者からは理解されることはありませんでした。^ ^;
当時はとにかくお洒落に関する情報が少なかった(アイビーなどに情報が偏っていました。)ことから、洋画や洋楽のミュージシャン等に影響を受けた後は、自身でお店を廻って聞いて歩いたり 銀座の洋書屋さんで外国の雑誌を立ち読みしたりして情報を収集しなくてはなりませんでした。
結果としてアメ横や原宿の古着屋さんに辿り着くのですが、今となってはとても楽しい思い出です。
ニューバランスでも1.2位を争う人気アイテムです。
街中でも履いている人に よく出くわしますが、フラッグシップモデルの一つで 高価なことから、M996よりはニューバランスが本当に好きで、お洒落好きな人が履いているイメージがあります。
私にとっても 特に稼働率の高いスニーカーの一つですが、理由はお洒落の為というよりは、ワークブーツに似た 足のフォールド感、守られている感が強く、まさしく “ ぐぎっ いてて‥絶無!” な履き心地から、いざという時に ついついチョイスしてしまうことが多くなってしまっているというのが本当のところです。
ワークブーツやクラークスのワラビーなどに慣れ親しんだ人ほど、このM1400がしっくりくるのではないかと感じています。
私が所有しているニューバランスのスニーカーに於いて、圧倒的に同系色のグレー(スティール・ブルー)が多いことに気付かれた方もいらっしゃると思いますが、ニューバランスのアスファルトに馴染む色としてグレーを重視したカラー戦略を受けて、一番力を入れている配色のスニーカーを履いてみようと考えたからなんです。
しかし結果的にアラフィフを迎えて 落ち着きのある配色のスニーカーが、日々のコーデに重宝しているのも悲しいかな現実なんです。^ ^;
当ブログの主旨 “不惑ならぬアラフィフ” が、少しでもカッコよくある為に 履くべきスニーカーについて一考となれれば幸いです。
アラフィフ‥でも‥まだまだいくっきゃないでしょ❓ いや、これからでしょ❗️‥‥ってなんの自己暗示でしょ😅www