せっちも 徒然雑記

50代半ばの全然不惑じゃない道楽親父が、思い付いたことをただ徒然記するブログです。

こんな時代だから‥ adidas SUPER STAR

 今、世界中が極めて混沌としています。

 カオス‥ エントロピー‥ このような状態を表現する単語は、幾つもありますが、こと人間社会においては、いつの時代も不透明だったり不明確な状態、先行きの見通しが立たない漠然とした不安がある状態が、一定以上継続することに起因する社会的ストレスから、混沌とした雰囲気が醸成されるものと思います。

 今回のコロナウイルス蔓延に起因する混乱にしても、その発生経緯や、感染後の病状に関する不確定な情報、未知のウイルスに対する対処や治療法が明確に確立していないことに対する不安など、様々な不確定な情報が錯綜したことによるものが大きいと考えています。

 ブログの主旨に逸れますので、意識的に政治的な話題は避けていますが、例として前安倍政権やトランプ政権が、今でも再登板を待ちわびる一定数の向きがある理由が、両政権に共通するものとして、大衆に向けた明確でわかりやすい政策と、明るい将来像を適宜アナウンスしてきたからだと評価しています。

 しかし、選挙前や選挙中にキャッチーな耳触りの良い言葉を並べて当選し、政権の中枢にいてもなお、同じ手法で大衆心理をコントロールしようとする政治家は、昔から陳腐な存在で特に珍しくもなく、経済政策に陰りが見えたり、自然災害などの不測な状況から、大きく舵を切らなくてはならない時に、往々にしてその場しのぎの言葉選びで、さらなる混沌を招いてしまう、結局何がしたいのかわからない、“How”と“ Do”を明確に示せない 時のリーダーが、結局は政権の終焉を早める要因となる‥

 以前にも書きましたが、人や物事の本質は、良い時ではなく悪い時にこそ見えてきます。こんな時代だからこそ、見えてくるものが多くあると思います。

 物事の本質を見極める、眼を養う好機(チャンス)にあると考えて、将来に向けた準備期間と思い日々過ごしています。

 そんなわけで今回は、非常にわかりやすく、ある意味スニーカーの本質を代表する存在、アディダスのスーパースターを紹介します。

adidas SUPER STAR 

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 無理やりなフリで申し訳けありませんが(笑)、 先日コロンを購入するために、行き付けである上野アメ横にある商品を雑多に陳列した いかにも有りがちな化粧品店へ行った時に、顔見知りである、私より年上の初老の店主から「おっ!今日はアディダスかい?アディダスはいいねぇ、飽きないよねぇ。」と声をかけられたのです。

 オリンピックの話や台風、コロナ渦、緊急事態宣言下での厳しい売り上げなどの話題で盛り上がっていた最中に、私が履いていたアディダス カントリー をさも嬉しそうに眺めながらの言葉でした。

 店主の足元には、さりげなくアディダス スーパースターが‥

 数あるスニーカーの中でも、誰が見ても一目でアディダスとわかる明確さと、オールドスクール感をそのまま形にしたようなデザイン‥

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 それだけに主張が強く、コーデには決して子供っぽくならないように気を付けています。

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 アディダスでは、カントリー、スタンスミス に並び、代表格的な存在でもあります。

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 以前、スタンスミス の時にも書きましたが、本来この手のスニーカーには苦手意識があり、スーパースターは20代半ばに履いて以来の購入となります。

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 爪先を守るシェルトゥと呼ばれるラバー製の仕様や、バスケシューズ特有のフラットで厚みのあるソールが、足を大きく見せてしまうことに抵抗があったからで、それは今でも変わりません。

 ですから、同じアディダスのフォーラムだったり、ナイキのエアジョーダンなんかは、他人が履いているのをみてカッコいいと思うことがあっても、自分が履くことを想定するには至らないのです。

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 Run-D.M.Cが、80年代の音楽ヒップホップシーンにおけるアイコンとして、スーパースターをメンバーが履いた逸話は有名ですが、それ以来ストリートカルチャーのイメージが強くなり過ぎてしまったことも、苦手意識の一因であったと思います。

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 しかし、前記のアメ横の店主に触発されたことから、まもなく還暦を迎えようとする歳になり、改めて自分らしく履きこなしてみたいと思ったのでした。

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 苦手である筈であった、バッシュ特有  厚目のソールの、程良い重さがもたらす安定感.安心感は、非常に心地良いものがあります。

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 意識していなかったのですが、購入して以降、着用率が高いことを娘に指摘されたことから、こんな時代だからこそ、苦手意識を超越して、改めて歴代の名作スニーカーの良いところ、本質を探るのもいいかな、なんて想わせる逸品です。

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 でも、やっぱり‥これがギリかな?😅