せっちも 徒然雑記

50代半ばの全然不惑じゃない道楽親父が、思い付いたことをただ徒然記するブログです。

The 一生モノ! A-2 flight jacket・Insignia Leather Co.

 昨年辺りからまたMA-1などに代表されるフライトジャケットが店頭に並び始め、改めて流行には周期的なものがあることを感じていましたが、ふと思い立ち30年くらい前に手に入れたA-2ジャケットを引っ張り出してみました。

 type A-2 flight jacket:Insignia Leather Co.

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 約10年ぶりに袖を通すために 先ずは定番のミンクオイルを施しましたが、経年劣化による色褪せが おじさんにとってはちょっとワイルド過ぎることからw、今回は補色剤でのメンテナンスもしてみました。

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 こちらのA-2ジャケットは、米国インシグニア社製のホースハイド(馬革)のもので、自身では2着目(1着目はウイルス&ガイガー社製)になります。

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 A-2ジャケットは熱心なコレクターが多く 俳優の山下真司さんなどが有名で、現在では日本のいくつかのメーカーにより高品質で忠実に復刻された商品が製造販売され人気を博しています。

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 しかしホースハイドとなると 革が身体に馴染み 味わいが出る迄には長い年月を要することから、手入れをしながらも まもなく60に手が届く年齢では 改めて新しい物を誂え 更に着込んで身体に馴染ませていくなどのことは、はたして時間的に無理があるのではないかと考えてしまい、一着を大切に手入れ 修理しながら生涯を通して自分だけのモノに仕立てていく まさしく本当の“一生モノ”なんだなぁと痛感した次第です。

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 以前の記事にも書きましたが、A-2ジャケットは古い洋画に良く登場し、有名なところでは「大脱走」のスティーブ・マックイーンや「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンが劇中で身に纏っており 私も多大に影響を受けましたが、なかなかマックイーンのようにカッコよくってわけにはいきません。😓

 「大脱走」:スティーブ・マックイーン

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 話題が逸れますが、今夏に封切られたクエンティン・タランティーノ監督作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の劇中で、スティーブ・マックイーン(そっくりな俳優が演じています。)がオマージュ的に出てくるシーンがあり、 私的にツボにハマり思わず爆笑してしまい、隣の嫁さんから冷たい視線を浴びてしまいました。w

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 上の写真は、先日横浜の赤レンガ倉庫へ 娘の買い物に付き合わされた時に撮影したものです。(まるっきり不審者?^ ^;)

 買い物の最中に私が着ていたA-2に気付いたショップのお兄さんから、「革もの好きなんですね」と声をかけられ、敏感に察知した嫁さんと娘にはサッサと逃げられてしまい 危うく革ジャンを購入させられかけてしまいました。w(でも本当に良い革ジャンだったなぁ‥)

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 ※ 撮影協力・TAMACHAN(娘)

 更には撮影した写真を見て 締まりのないお腹の出具合に唖然とする始末です。😱

 A-2をカッコよく着こなす為には 身体づくりが不可欠であることに改めて気付かされ、いつまでもA-2が似合うカッコいいおじいさんを目指そうと心に誓うせっちもでしたが、果たしてこのモチベーション‥いつまで維持できるんでしょうか?ww

-P.S-

 今回記事を書くにあたりネットで色々調べたところ、私と同様に上記で挙げた映画に影響を受けてA-2を所持している方が非常に多いことに驚いています。

 昨今の映画が極めて商業的で娯楽性の強い傾向にありますが、1950年代フランス映画のヌーヴェルヴァーグに始まり、70年代のアメリカ映画に於けるニューシネマに至る迄の 映画界を取り巻く世界的なムーブメントが及ぼした文化的、社会的、更には思想的影響力の大きさを改めて感じ入ることとなり、是非少しでも多くの若い世代の人達にも この時代の映画に触れて、当時の感性・感覚を享受して貰えたら良いなと想っています。