せっちも 徒然雑記

50代半ばの全然不惑じゃない道楽親父が、思い付いたことをただ徒然記するブログです。

コンサバでいこう! adidas ZX500

 最近、家内からこんな話を聞きました。

 長男長女は保守的な傾向にあり、末っ子は前衛的傾向が強い…

 誰に聞いた話なのかは知りませんが、私の周囲を見渡すと、確かにその傾向はあるかも知れないと、思い当たる節がいくつか…

 二人兄弟である私の弟とは、歳も近いこともあって幼い頃から常に、同じことに夢中になってきました。

 しかし嗜好傾向は明らかに違っていて、映画などでも、当時中学生であった弟は、「ロッキー ホラー ショー」や大林宣彦監督の「ハウス」などに夢中になっていましたが、当時の私には前衛的すぎて、何が良いのかわかりませんでした。

 それは三人姉妹の末っ子である家内にも、寺山修司の「天井桟敷」を観に行った話しや、付き合い始めた当初に勧められた映画が、「バクダット・カフェ」だったり、やはり同じようなアバンギャルドな嗜好に、理解に苦しむことが多々あります。

 当ブログで紹介したスニーカーをはじめとした各アイテムや、映画、音楽、さらには記事文章を読み返しても、随所に保守的傾向がみられ、我ながらずいぶん偏向した記事を書いていたことを痛感させられます。

 考えてみたら、それはファッション傾向に限らず、30年以上通い続けているラーメン屋さんや、トンカツ屋、蕎麦屋に至っては50年近く同じ店に通っており、ライフスタイルそのものが保守的で、でもそれには私なりの理由があって、いつ行ってもいつもどおりの味を提供していただけることに、ある種の安心と信頼があるからだと自認しています。

 保守的嗜好をコンサバティブと言い換えると、その対義語は、プログレッシブだったり、アバンギャルドになり、間違いなくこのブログが、トラッドやコンサバと呼ばれるライフスタイルの延長線上に、その嗜好傾向があり、まだまだ少ないですが、このブログの読者層が、きっと同じ嗜好にあるものと考え、期待を裏切らないようにして行かなくてはと考えるに至ったのでした。

 長々と、他愛のない話をしてしまいましたが、今回は、これぞコンサバ!というべきスニーカーを紹介しますw

 adidas ZX500

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 80年代にリリースされた、ZXシリーズのファーストモデルで、今回も買付け代行業者さんを通じて、日本ではリリースされていない配色のものをイギリスより購入しました。

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 日本のメーカーであるカワサキのバイクにインスパイアされて「ZX」と名付けられたと言われています。

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 折りしも映画「トップガン マーベリック」が話題になっていますが、前作同様、カワサキのバイクをトム・クルーズが駆るシーンは、日本人として、胸が熱くなる想いです。

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 デザインは極めてオーセンティックさが強調されていて、主張が強くないことから、若い世代の方には、物足りなく感じるかもしれません。

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 SL72やTRX、LAトレーナーなどにはみられない樹脂製のヒールカップが採用されており、80年代に台頭したニューバランス製品に影響を受けたものかなと思わされます。

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 履き心地もニューバランスようなフォールド感と、アディダス特有の軽さが共存しています。

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 長時間スニーカーを履かなくてはならない場面ではニューバランス、短時間でおしゃれに気をつけたい時はアディダスと履き分けていますが、ZX500は長時間の使用にも疲れを感じさせません。

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 一見地味な感じですが、樹脂製のアイレット(紐穴)がアクセントになって、さりげない個性をアピールしています。

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 500以降のZXシリーズは、ハイテク感が増して、主張が強くなることから、ZX500くらいが私にはしっくりきます。

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 さりげなく、足元を守りつつ飾りたい、そんなコンサバ嗜好にピッタリのZX500、

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 心地良い秋晴れの日に、リンダ・ロンシュタットの「グレイテスト・ヒッツ・ボリューム2」あたりを聴きながらの散歩に履きたい…、どこまでも保守的なせっちもです。😙